リンゴの話をします。
どうも、お久しぶりです。
Isseiです。
久しぶりに家族五人が揃ったお盆休みを過ごしました。
両親も54歳になっていたのは驚きです。
↓両親が行きたいと言っていた松本へ
↓サッカーJ1松本山雅FCが生まれた喫茶店
『喫茶山雅』
弟はバタバタしていた中で、妹は受験勉強の焦りの中で時間を作ってくれて、二人には感謝しています。ありがとうね。
↓黒部ダム
以下のことはみなさんにも言いたいことなので伝えますね。
ある日、両親が私たちにこう言いました。
「休みが合うならどこか行こう!」
弟や妹は、「どこ行くか決めてよ」
と、どこは行くかが気になるようです。
でも親はきっとこう思っているはずなんです。
行く場所は関係なくて。
みんなで一緒にどこかに行くことに意味があるのよ。
と。
でもそうなのよ結局。
子供の頃は夏休み、土日にいつでも一緒にお出かけができた。
でも今はそれぞれの予定があってなかなか一緒に行けないですよね。
だから行ける時に時間を作ってあげましょう。絶対あなたのご両親もそう思ってます。
少しだけどそんな時間が小さな親孝行になると思っています。
そんなお盆休みを過ごしている時に
ふと思い出したことがあります。
ふと気がついたら、近くにいくつか転がっている。
小さな丸い石ころで、握りこぶしほどの大きさだった。
手に取ると、表面はなめらかで赤く光っている。石ではない。
いい匂いがする。あまりにいい匂いなので、かじってみたくなった。
あなたはこの物体の名前を知っているし、もちろん食べたこともあるはず。
その通り、それはリンゴである。
さあ、本題です。
もし、リンゴを見たことがない人がさっきのような状況に出くわしたとしたら、どうなるだろうか。
もちろんいい香りがしてるんだし、食べるかもしれない。
でも、チーズしか食べたことのない人がいたら、食べないかもしれない。
今回は、
スペンサージョンソン氏著「迷路の外には何がある」
を題材に書いていこうと思う。
スペンサージョンソン、、、聞いたことある!!!!
っていう人きっと多いのではないかと思います。
この本で一躍有名になった方です。
ミリオンセラーを記録したんだっけ?そのくらい売れたやつです。
- 作者: スペンサージョンソン,Spencer Johnson,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2000/11/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この続編が今年発売されました!
楽しみにしてたので、買って1時間で読みきりました笑
冒頭のリンゴのくだりもこの本の一節でした。
『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語
- 作者: スペンサー・ジョンソン,門田美鈴
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/02/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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チーズ編を簡単にまとめると以下のような話です。
昔、ある遠い国に二匹のネズミと、二人の小人が住んでいた。
彼らはいつも迷路でチーズを探し回っていた。それを食料にして、幸せになるために。
まさにジェリーですね。
二匹のネズミは「スニッフ」と「スカリー」。
※スニッフとは「匂いを嗅ぐ」、スカリーは「急いで行く」と言う意味。
二人の小人は「ヘム」と「ホー」と言う名前である。
※ヘムは「閉じ込める」、ホーは「笑う」と言う意味。
彼らの住む迷路はまさに迷宮で、暗がりは袋小路が多く、迷いやすいそうだ。
ある日二匹と二人はチーズステーションCの隅に大きなチーズを見つける。それからは毎日そこに通い、美味しいチーズをたくさん食べていた。
まもなく、ヘムとホーは生活の拠点をチーズステーションCに置いて暮らすようになった。チーズがどこから出てくるのかも、誰がそこに置いてるのかもわからなかったが、いつもそこにあるものと思い込むようになる。
ところが、ある日急にチーズがなくなった。
チーズが消えたことが分かるや否や、スニッフとスカリーはすぐさま新しいチーズを探しに出かけた。
しかし、ヘムとホーは違った。
「自分たちはネズミじゃない。賢くて特別な小人なのだ」と思っていたので、
チーズがなくなったことに納得ができなかったのだ
さらには
「これは何かの間違いだ!!」
「明日になればチーズは戻ってくるはずだ」
「チーズを誰かが持っていったのだ」
「チーズが消えた原因を調べなければならない」と叫ぶ始末。
明日はチーズが戻ってくると思って、何日もチーズステーションCを離れなかった。
ようやくホーは、二匹のネズミがいなくなったことに気がつき、
あとを追ってチーズを探しに行くことにした。
「ねぇ、ヘム!物事は変わるし、元には戻らない。これもそうだ。だから僕たちも進もう。」
そして彼は一人、出て行った。
数日後、ホーがヘムの様子を見に帰ってくる。
新しいチーズのかけらを持って帰り、ヘムに分け与えた。
しかしヘムはその新しいチーズを食べなかった。
いつものチーズじゃなかったからだ。
ホーはがっかりし、再び出かけて行った。
そしてこれがヘムが最後にホーを見ることになった。
fin.
ここで言うチーズは何を指すのか。
いや、チーズは私たちの生活そのものと言えるのではないか。
ビジネスの成功も、家族や恋人との関係もすべてチーズに置き換えられている。
戻りたくても戻れないものです。
私の場合、大怪我をした経験や、居心地が良かったスターバックスでの生活がまさにチーズを失った経験なのかなと思っています。
うまく行ってた時に戻れたら、、、とかありますよね。
戻れないのは分かっているのに。
論点は少しずれますが、
そう考えると、家族や友人には会える時に会っておきたいな、とか思うよね。
絶対そうですよ。大切な時間も関係も変わるものなのですから。
いつでも会えるからって思っていると
状況が変わった時にヘムみたいになってしまいますよ。
さてと、この後何が起こったのでしょうか。
それがリンゴ編です。
主にヘムの心情描写が中心になっている。この気持ちの変化がまた面白い。
ホーが出て行ってからヘムの変化は以下の通りだ。
何日もチーズステーションCにとどまっていたヘムは、
気持ちが揺れ動きながら、迷路に出かけていく。
ホーが出て行ってすぐ
→「何日かしたらホーも戻ってきて何もかも元どおりになるだろう」
→「ホーは僕のことを忘れたのか。恩知らずめ、友達なのにどうして裏切ることができるんだ」
→「ホーは無事なのか、恐ろしい目にあってはないか」
→「なんでホーと一緒に行かなかったんだろう」
そしてお腹が減りすぎたヘムは、ホーがいなくなったことを受け入れてチーズを探し始める。
ドラマや日常でよく見る光景ですね。
この本では、信念の重要性についてが童話形式でまとめられています。
その象徴として描かれるのが隣のステーションの小人「ホープ」である。
信念に対する前提としては
1.信念を変えても自分は無くならない。
2.あなたとあなたの信念はイコールではなく、あなたは自分の信念を選び取ることができる
その上で
・自分の信念に気づく
・あなたが考えたこと全てを信じてはいけない
・役に立たない部分は捨て去る
・迷路の外に目を向ける(あり得ないことも考えてみる)
・新しい信念を得る(信念を変えてもあなたはあなたである)
・あなたが信じることに限界はない
と言う風に、自分を変えていくステップが書かれています。
食べ物はチーズだけだと思っていたヘムが、リンゴを食べても死ななかった話もひとつの具体例です。
ヘムはどうに変わっていくのでしょうか。ホーと再開できたのか。
ぜひ一読をお勧めします。
最後に
毎日毎日変わり続ける社会の中で、どんな信念を持って生きるべきか。
信念もどんどんアップデートしていかないと社会に取り残されます。
私も今の信念を全て信じることなく、どんどんアップデートしていこうと思います。
では、ごきげんよう!!